もうすぐ梅雨・・・、過ごしにくい季節になりますね!しかし、梅雨の頃に、活発に動く生き物がいます。それは、蛍(ほたる)。ホタル科は世界で約2000種がいますが、もともと熱帯雨林産の昆虫です。だから、高温多湿の日本では丁度梅雨の時期くらいが丁度良い気候なるわけなのです。
蛍観賞ができるのは、夜の7時から9時頃で、月明かりがない・雨上がりで湿度が高い・風がないなどの条件が揃うと活発に活動します。
午後9時を過ぎると飛んでいるホタルの数がだんだん減ってきて草の葉や樹木などにとまり、光を出すのを休むようになります。
ホタルは夜、3回飛び交います。1回目が、7~9時、2回目が、11時前後、3回目が、午前2時前後です。その中でも、夜8~9時が最も出ます。
場所は、川面や田んぼの水面付近だと観測しやすいです。
彦根で、蛍が見れる場所を探してみました(ネットから拾った情報も含みます)。
- 高宮町太田川
ほたる保存会の存在など熱心な活動の結果もあり、かなりの数のほたるがいます。 - 日夏町内水辺
ニュータウンができるなど開発が進んでますが、南部では、まだまだ自然が残っており、川辺などの水際では、ほたるを見ることができます。 - 荒神山付近水辺
自然いっぱいの荒神山周辺、川辺などの水際では、ほたるを見ることができます。 - 彦根市服部町と愛荘町山河原の川
広い田んぼも残っており、ほたるを見ることができます。 - 佐和山城の大手口付近に残る内濠跡とされる小川(場所、特定できず)
数は少なく儚い光を発する蛍たち、それはまるで夢の途中で亡くなった三成公にも重なるようで、佐和山城址の蛍を「治部蛍」と名付け守っていこうと活動されてます。
今回、私が、探すことのできた場所は、以上だけですが、彦根でもっと他の場所にもあるという情報があれば教えて下さい。
情報提供はこちらから
周辺地域から比べたら都会な彦根というわけで、ほたるの見ることのできる場所は少ない?(筆者の努力不足なだけ?)ですが、彦根から車で40分くらいの場所に、ほたる発生地の大スポットがあるので、紹介します。
それは、ほたる発生地として、天然記念物の中で世界的・国家的に特に価値が高いものに指定される国の「特別天然記念物」にも指定されている滋賀県米原市長岡です。特別天然記念物のほたる発生地の指定は、日本でここだけです。それくらい、すごい場所が、彦根から車で40分くらいの場所に在ります。
6月3日(土)、4日(日)には、「天の川ほたるまつり」開催され、総合案内所(ルッチプラザ)前で、模擬店やホタルパレードやよさこいの催しが開催されます。また、会場周辺の散歩道にホタル行灯が設置され、幻想的なホタルの乱舞が観賞できます。暗闇の中で優しく光るホタルの輝きをぜひご観賞ください。ホタルを見ることができるのは、もちろんほたるまつりの間だけでなく、人混みを避けて、ほたるまつりの期間を避けて見に行くのも1つの方法かと思います。
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